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工事現場状況 -泥上掘削機-

 

 

こんにちは。

工事部より、現在施工中の現場で泥上掘削機を使用しているので

珍しい建機かつ当社でも初めて使用するのでご紹介いたします。

 

 

今回泥上掘削機が使用されている工事現場は、

今年8月より工期開始の 名古屋市役所様発注 の

天白大橋始め2橋補強工事 になります。

 

 

工事の内容については、

天白大橋上流側の河川内橋脚を補強する工事で、

補強工法としては ”RC巻き立て工法” で施工します。

 

※以前、名古屋市様発注で跨道橋補強工事を施工した際は

 ”乾式吹付耐震補強工法”で橋脚補強を施工した案件もありますが

 耐震補強でも現場環境条件などで様々な工法が選定されます。

 

 

補強対象橋脚

 

 

写真が、本工事で補強対象となる橋脚です。

従来の耐震補強工法として多い、RC巻き立て工法ではありますが

見ての通り橋脚補強部分である柱部が完全に水に浸かっています

 

 

補強対象橋脚 別角度

 

別角度から見ても、天白川の河川内に橋脚があるため水の中です。

そのため耐震補強の施工をするにあたり、橋脚回りに水が入らないよう

ライナープレートで仮締切設置工事を行います。

 

 

しかし、柱部全体を仮締切するためには事前に橋脚回りの

堆積された泥土 を掘削しておく必要があります。

ここで今回の主役 泥上掘削機” の出番です。

 

 

泥上掘削機は、キャタピタ部分が大きいためバックホウ部分と分けて

搬入をしたのち、クレーンで吊りながら現場で組み立てを行います。

 

 

 

組立が完了した 泥上掘削機 がこちらです!

 

泥状掘削機

 

 

写真でもわかるように、キャタピラ部分がものすごい大きさです。

この大きいキャタピラ部分は、泥上掘削機では”フロート”と呼び

河川内や軟弱地盤等の施工に適している最大のポイントです。

 

 

フロートの接地面積が大きいことで低接地圧となり重機が沈みにくく

 泥土やヘドロ状地盤でも侵入が可能である。

 

フロートの高さがあり、水深1.5m程度の水域での掘削作業や地盤改良

 などの作業が可能である。

 

見た目の大きさに反して、十分な浮力を有するため水上浮航が可能である。

 ※当現場は泥上掘削機の組立てに必要なヤードが、対象橋脚の対岸側でしか

  確保することが出来なかったため、水上浮航で対象橋脚まで移動しました。

 

 

 

 

 

今回の工事では、まさに泥上掘削機のポイントを最大限に活用している

現場であると感じています。

掘削作業は無事終わり、引き続き仮締切設置から耐震補強の施工へと

続いていきますので、工事完了後に工事実績として報告いたします。

 

その際に泥土掘削状況水上浮航状況動画もアップしますので

工事実績の報告を楽しみにお待ちください。

 

 

 

株式会社成瀬組

工事部